精油・アロマPerfumerhouseの調香師のコラムです。
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秋の香り

精油・アロマPerfumerhouseです。


毎朝寒くなってきました。
関東ではちょうど紅葉が始まったので、前回に引き続き行ってきました。


昭和記念公園

銀杏並木や日本庭園が楽しめますが、一周するのに2時間ぐらい歩く、とにかく広い公園です。
広い割にとても管理が行き届いています。さすが国営です。

11月10日の段階では、まだ本格的な紅葉には1週間程度早い印象でしたが、

こんな景色や


こんな景色


こんな景色を楽しむことができます。



銀杏並木、とても綺麗ですね。
しかし、皆様ご存知の通り、綺麗だから上を向いて歩いていると、
罠が仕掛けられています。



ご存知銀杏。

銀杏並木が200m程度続いているのですが、10回以上踏んでしまったでしょうか。
見た目は良いですが、香りがあの独特の銀杏の香り。

銀杏の香りって発酵したような、不快なにおいがします。

あの香りの主要成分は、
ブチリックアシッドやヘプテノイックアシッドと呼ばれる酸です。

ブチリックアシッドは酪酸とも呼ばれます。
この”酪”という字は、酪農から来ていると思われますが、
牛乳や肉などにも入っている成分です。

濃度が低いとコクになりますが、強すぎるとこういう香りになってしまいます。
もっとも、銀杏の場合は皮にこの成分が多く含まれているため、
中身を食べるときは大丈夫ですね。


昭和記念公園には、ミニハーブ園もあります。
ここが、ミニの割には管理状況がしっかりと行き届いていたので、
秋のこの時期でも香りを楽しむことができました。
(管理のボランティアの皆様、ありがとうございます。)



マートルの木です。
葉を触ると、わずかに精油の香りがします。



上ジンジャー、下はカルダモン。
いずれもショウガ科の植物ですが、精油は根から採るため、
こちらは見るだけになります。


フルーツセージ
フルーツセージと呼ばれるセージの一種です。
残念ながら精油は取られていませんが、
柑橘を思わせる、フルーティーな香りを持っています。



こちらは、パイナップルセージ。
本当にパイナップルのような香りがしますが、こちらも残念ながら精油はありません。




レモンバーム、メリッサです。
レモングラスに似た香りをもっています。

しかし、レモングラスよりも上品で、レモンティーのような香りがします。
残念ながら季節が違うため最高の香りではなかったです。
春から夏にかけての香りを一度試していただきたいです。
精油は良い季節に採油しているため、それに近い香りがあります。


その他、ミント系、ゼラニウム系は沢山あり、楽しめます。
また、花は咲いていなかったですが、ヘリオトロープやハニーサックルなどもありました。
いずれも、昔は精油が採られていましたが、今は存在していないようです。
ヘリオトロープの香りも記憶に残る素晴らしい香りなので、
花が咲く時期にまた行きたいと思います。

実はこの後、比較的近くにある、東京都薬用植物園にも行ったのですが、
こちらは季節があっていなかったので、
また季節を変えて報告できたらと思います。

 

ハーブ園に行くときには、タイムに注意してください。
香りが強く手に残るため、試すのであれば利き手ではない方で。

 


 

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    植物園で香りを楽しむ

    精油・アロマPerfumerhouseです。

    ようやく暑い夏も過ぎましたね。

    少し涼しくなってきたので、植物園に行ってきました。


    板橋区立熱帯環境植物館
    https://www.seibu-la.co.jp/nettaikan/

    植物園って維持が大変だと思いますが、公営だと管理がしっかりしています。
    入館料も260円で、ミニ水族館もあり、結構楽しめました。

    香りが強い植物はタイミングや日本の気候に合わないものも多く、
    温室だと、様々なものを楽しむことができます。


    バニラ
    入ってすぐにある、バニラ。
    時期が合えば、開花やバニラのさやがたわわになっているのが楽しめるようです。

    実際のバニラは、さやをキュアリングという工程を経て、あの甘い香りになるため、
    木になっているバニラは残念ながら、あの甘い香りを楽しむことはできません。


    サンダルウッド
    ビャクダン=サンダルウッド。
    といっても、苗木です。
    いつの日か、あの高貴で深い香りを楽しめるかもしれません。
    30年ぐらい待ちましょう。


    シナモン
    シナモンです。
    種類が多いので、精油が採油されている種類かはわかりません。


    ゲットウ
    月桃。
    温室で季節に開花するかはわかりませんが、
    つぼみが桃のような形をしていることから、月桃と名前が付けられました。


    コブミカン
    コブミカン。
    当店でも少し前まで、カフィアライムという名前で、販売していました。
    東南アジアなどで、スパイスとして使われています。
    香りは、柑橘+シトロネラというイメージです。


    シルクジャスミン
    ジャスミンの一種で、シルクジャスミンという花です。
    香りはしっかりと、ジャスミン系の濃厚な香りでした。


    イランイラン
    イランイランです。
    残念ながら、枯れかけていたので、香りは弱かったですが、
    もともと香りが強い花なので、香りを少しだけ楽しむことができました。



    そのほか、プルメリア、ビンロウジュ、クローブ、ウコン、コショウなども
    楽しむことが出来ます。


    ハナキリン
    香りは無かったですが、ハナキリンという花びらが2つしかついていない、
    珍しい小さな花です。


    この後、近くにある赤塚植物園というところにも行きました。
    http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/065/065807.html


    彼岸花
    こちらは、普通の屋外で通常の植物園です。
    珍しい白い曼珠沙華を見つけました。

    今年は虫が少なかったとはいえ、屋外では蚊に刺されてしまいました。

    屋外の場合は、虫対策はばっちりとしていってください!

     


     

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      ラベンダーの季節

      精油・アロマPerfumerhouseです。

       



      梅雨も明け、いよいよ夏の到来です。
      アロマの世界で夏といえば・・・


      〇ひんやり系の精油
       ミント系(ペパーミント、スペアミント、アルベンシスミントなど)
       ユーカリなど

      〇虫よけ対策に使う精油
       シトロネラ、ユーカリレモン、クローブ、ティーツリーなど
       →より詳しくはこちら

      〇抗菌・消臭系の精油
       ヒノキ、シトラス系、ユーカリなど



      などが、定番ですが、

      7月~8月に咲く、最も人気の高い精油、
      ラベンダー!!
      ラベンダー
      ※写真は昨年の北海道です


      なぜ、ラベンダーが世界的に最も人気が高いのでしょうか?

      少し考察すると、
      ・香りに好き嫌いが少ない
      ・写真が綺麗で雰囲気が良い
      ・虫よけや安眠など、用途が広い

      など、いいことづくめですが、一番の理由は下記に尽きる気がします。

      花の精油なのに価格が安い・・・。



      値段の問題?と考える方も多いかもしれませんが、
      ローズがラベンダーと同じ値段だったら、ローズを買う人が多い気もします・・・。

      他の花の精油も軒並み高い中、ラベンダーはコスト面でも優等生です。


      生産者側からも優等生で、
      大量に作りやすく、栽培にも収穫にも手がかからず、といいことづくめ。
      他の花は手で一つ一つ摘むため、非常に手がかかりますが、
      ラベンダーは花穂をそのまま抽出しています。




      植物の特性上、生産できる場所もローズほど限られていないため、
      育てやすいのも特徴です。


      育てやすいといっても、やはり産地ごとに良し悪しや、好き嫌いは出るもので。
      フランス、ブルガリア、オーストラリア、ハンガリー、日本、イギリス、ロシア等。

      酢酸リナリル(リナリルアセテート)という成分の含有量のの高さが、
      ラベンダーの香りの一つの指標になりますが、
      寒すぎる地域だと、量が少なく、
      高度が低い地域だと、蒸留時に酢酸リナリルの量が少なくなる傾向があります。

      その中でも、フランスプロヴァンス地方のラベンダーが不動の一番人気であるのは、
      気候と、蒸留の条件がマッチしていることが影響しているようです。


      フランスプロヴァンス産ラベンダー

       


       

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        ホワイトフローラル

        精油・アロマPerfumerhouseです。

         



        ホワイトフローラルって、言ってみれば、白い花のことで、
        女性的で繊細かつ、上品な香りを持った花が多いです。

         

         

        例えば、くちなし(ガーデニア)。
        くちなし

        昔は、精油も作られていましたが、現在は商業的には流通していません。
        ちょうど今からの時期ですね。
        かなり強い香りをもっています。


        クチナシに香りが近い香りをもっているのが、月下香と呼ばれるチュベローズ。
        chubero-zu

        こちらは、栽培されて精油が採られています。
        →チュベローズ


        その他、下記もホワイトフローラルです。

        ジャスミン ジャスミンサンバック ネロリ ローズアルバ
        ジャスミン ジャスミンサンバック ネロリ ローズアルバ



         

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          なぜ香りを感じるのか?

          精油・アロマPerfumerhouseです。


          ホームページ復旧しています。
          お店のホームページ https://perfumerhouse.com/



          さて、人間の鼻はどのように香りを感じているか?
          実はわかってきたのは結構最近の出来事であり、あまりわかっていませんでした。


          今回は、そもそも、なぜ香りを感じるのか?
          という壮大なテーマで書きたいと思います。
          あくまでも、私のこれまでの経験や諸先生方の意見をまとめたものなので、
          これが絶対に正しい説、というわけではありませんので、ご了承ください。




          基本は、
          身体に必要なもの ⇒良い香り
          身体に害なもの  ⇒嫌な香り

          嗅覚は必要なものと害があるものを判別するための機能であり、
          生きるために進化の過程で得た能力!
          と考えられます。

          嗅覚だけでなく、味覚などほかの感覚も同様です。


          その中でも、嗅覚は非常に重要で、
          口に入れる前に毒を判別できる、素晴らしい能力です。


          毒というと、かなり身体に悪いものを想像してしまいますが、
          カビや腐敗などがわかりやすいでしょうか。

          おいしいものって、結構高濃度の香りでないと判別できないのですが、
          カビや腐敗の香りって、かなり微量であっても人間の鼻は判別できます。

          例えば、下記の濃度で感じます。(個人差あり)

          エタノール   0.5ppm
          カビのにおい  10ppt  
          ※正確にはカビ自体に香りはなく、カビが原因で出来る香り。


          ppmは、100万分の1なので、
          空気中にエタノールが100万分の0.5の濃度以上の場合に、
          香りを感じる、ということになります。
          pptは、1兆分の1です。

          つまり、エタノールとカビの香り(トリクロロアニソール)を比べると、
          カビの香りは、エタノールの5万分の1で香りを感じる、ということになります。
          (計算合ってます・・・?)


          人間は危機を察知する能力が、凄いです。


          ところで、花の香りって、なんで良く感じるのでしょうか??
          諸説あるようですが、

          花は虫を呼んで子孫を残すために、あの香りを作っています。
          それが人間にもたまたま良い香りに感じるのではないか、と言われています。

          ただ、成分としては、果物に含まれている成分ともかぶっているので、
          良い香りと感じてもおかしくはないですね。


          精油と虫


          人間が嗅覚を感じているのは、嗅覚受容体です。
          受容体の種類は約300~400あることが、最近わかってきました。

          受容体の種類によって、特定の成分を感じたり、感じなかったり。
          受容体は、強弱のあるスイッチのようなものと考えてください。

          一度に300のスイッチが頭の中へ情報としてインプットされます!
          その大量の情報を1つの情報になり、1つの香りと感じます。

          その1つの情報に統合されて、〇〇の香りと感じる部分が、
          どのように行われているのかは、全く分かっていません。

          人間の能力ってすごいですね。



          ダマスクローズの花から採った、ワックス
          ローズワックス


           

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