精油・アロマPerfumerhouseの調香師のコラムです。
香りに関する情報、お得なセール情報などを発信します!
精油でジンの香りを作ってみた
今年、国産のクラフトジンがブームになりそうです。

主な新商品は、
・六(ロク) サントリー
・カフェジン ニッカ
・季の美 京都蒸留所

日本ならではの香りである、山椒、緑茶、桜、柚子などを使っています。
 


そもそも、ジンって何?という方に、簡単に一般的なジンを説明します。

スピリッツという、くせのあまりないお酒に、ハーブなどで香りづけしたイギリスのお酒です。
香り付けは、漬け込んだり、蒸留したりしています。

使うハーブが決まっていないところが、面白みがあり、各社の味が違うところですが、
ジュニパーベリーは絶対に使われます。

世界で一番売れている、ボンベイサファイヤというジンは、
・ジュニパーベリー
・グレインオブパラダイス
・クベバベリー
・カシア(桂皮)
・アーモンド
・リコリス
・レモンピール
・コリアンダー
・アンジェリカルート
・オリス(イリス)

こうしてみると、精油として流通しているものが多いですね。
 

 


ということで早速、精油で香りを再現してみることにトライ!

<そのまま使える精油>
・ジュニパーベリー
・レモンピール →レモンの皮のコールドプレスオイル
・コリアンダー
・アンジェリカルート
・イリス
 
<近い植物で代替え>
・グレインオブパラダイス
 ショウガ科の植物で、香りはカルダモンに近く、コショウと同じ辛味成分を持っています。
 そこで、下記で代替えしてみます。
 →カルダモン、ブラックペッパー、ジンジャー、ナツメグ

・カシア(桂皮)
 カシアはニッキの香りです。シナモンと香りが近いですが、厳密には植物は異なります。
 香りもニッキのほうが甘ったるく、シナモンのほうがスパイシーなのですが、
 ここは、シナモンで代替えしましょう。(カシアの精油も流通はしています)
 →シナモンバーク

<以下、創造>
・リコリス
 日本でいう、甘草に近い植物です。
 精油としては流通していませんが、甘く薬臭いイメージということで。
 →クローブ

・クベバベリー
 これが現物を見たことがないので、何とも言いにくいのですが、
 コショウに似た香りと成分をもっているようですので、ブラックペッパーで良しとしましょう。
 ただ、ベリーではあるので、フルーティーな香りもあるかもしれない、と考えました。
 →プチグレンパラグアイ

・アーモンド
 あのアーモンドなのですが、精油を抽出すると、杏仁豆腐のような香りになります。
 アーモンドの精油は流通しているのですが、手元にないので今回は使用しないことにしました。
 (アロマとして用いるには、刺激が強いです)

さらに、スピリッツのお酒の香りを加えます。
→コニャックオイル


配合量は、ジュニパーベリー70%、かんきつ類15%、それ以外を少しづつ。

さて、完成した香りは・・・
それなりに、ジンになりました。

もちろん、ボンベイサファイヤとは違いますが、ジンにはなったと思います。


日本人ってアレンジが好きなので、
作り方が決まっていないジンというジャンルは、日本向けのお酒かもしれませんね。
 

 


さらに、隠し味を加えて、香りを整えて、ジンブレンドを作りました。
アロマとして楽しんでみていただけたら嬉しいです。
ジンブレンド精油・アロマオイル
ジンブレンド
アルコールは一切入っていません。




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    なぜ虫は精油を嫌うのか
    昼寝していたら、早くも蚊が。
     
    また虫の季節がやってきてしまいました。

    虫が多くの精油を嫌うことは有名ですね。
    虫が嫌いな精油 →以前の記事

    レモングラス
    虫が嫌いな精油の代表格のシトロネラ


    なぜ精油を、虫は嫌うのでしょうか?
    理由を考える上で、虫だけでなく精油を作る植物の立場も考える必要があります。

    植物は虫が嫌いです。
    食べられたり、細菌を持っていたり、病気を移されたり。
    それらを防ぐために虫が嫌いな精油で身を守ります。
    (一方でミツバチなどを寄せる、花の香りも作るのですから、不思議ですね。)
    正確には、そういった精油をもっていた植物が進化した結果生き残った、
    というほうが正しいかもしれません。


    では、なぜ虫は精油を嫌がるのでしょうか?

    以前、人間の体には受容体がついていて、それがミントなどで反応する、と
    ブログで記載しました。 →ペパーミントはなぜ冷たい

    人間の体には受容体がついていますが、それは外部の危機から体を守るために存在しています。
    冷たい!と感じるのは、寒さから体を守るため。
    ミントで冷たく感じるのは、その受容体が誤作動を起こすからです。


    人間同様、虫にも受容体がついています。
    身体が小さいため、少しの香りでも、全身の刺激と感じ取ります。
    人間に例えるならば、ミントの香りで、冷水風呂に入っているようなものでしょうか。
    実際には、冷たいよりももっとピリピリ、痛いなどの強い刺激に感じていると思われます。
    虫が嫌がるのも当然です。

    また、虫、動物、人間の受容体はかなり似ているため、
    同じ成分を刺激と感じることが多いのですが、例外もあります。

    例えば、ラバンジンなどに多く含まれる、カンフル。
    虫には強い刺激と感じますが、人間は刺激と感じません。

    こういった香りを利用して、虫よけは作られているようです。




    受容体を科学して組み合わせた、虫よけブレンドを新しく作りました。
    蚊やハエなどが嫌う精油を組み合わせています。
    虫よけアロマオイル、精油
    虫よけブレンド

    (シトロネラ、ゼラニウム、ヒノキ、ラバンジングロッソをブレンド)
    アロマディフューザーやスプレーなどに。


    そのほかの虫よけ精油一覧→こちら



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      ローズウッドがワシントン条約に指定されました
      アロマオイル・精油Perfumerhouseです。


      バラの香りがする木である、ローズウッド。
      数年前から、ブラジル政府が輸出を厳しく制限しており、
      当店でも販売を休止していました。

      とうとうワシントン条約の対象になってしまいました。

      http://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161212002/20161212002.html

      材木がメインではありますが、材木からとったローズウッドの精油も対象となります。
      輸入する際は、かなり厳しい制限がかかると思われ、さらに手に入れることが難しくなるでしょう。

      バラのようなフローラルな香りをもった期樹木のローズウッド。
      人間が楽しみでとりすぎてしまったがために、このような状態になってしまいました。
      現在は、植林を進めている状態ではありますが、
      また普通に香りを楽しめるようになるまで、数十年はかかるでしょう。

      なお、現在国内に流通しているローズウッドの樹木の精油は、
      他の植物か合成香料が混ぜられているものが多いので、注意してください。
      純粋な天然のものは、ほぼ手に入りません。


      同じような状態に以前からなっているのが、
      サンダルウッド、アガーウッド(沈香)
      などの樹木の精油。

      これらもある時期から制限し、植林した結果、
      現在は少しは継続的に供給ができるようになっています。
       
      樹木の精油は育つのに何十年もかかります。
      その樹木の力を感じながら、大切に精油を使っていただきたいと思います。


      サンダルウッド
      サンダルウッドの苗
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        かわいい手作りアロマストーン

        アロマオイル・精油Perfumerhouse

        スタッフのマルですぺこり

         

        おしゃれなお店でアロマストーンを見かけますが、

        実は意外と簡単に作れちゃうんですルンルン

        今回はバレンタインシーズンに合わせてハートのアロマストーンを作ってみましたハート

         

        **ハートのアロマストーン**

         

         

        【材料】
        石粉ねんど
        水彩絵の具(お好みで。なくてもOK)

        シリコン製チョコ型

        ストーンを置くお皿(陶器)

         

        【作り方】

        適量の石粉ねんどに絵の具を混ぜ、ひたすらこねます。

        型にギュッと詰めます。

        乾いたら取り出し、完成!

        あのおしゃれなアロマストーンが簡単に出来ちゃいましたラッキー

         

        お皿に置いたら、お好きな精油をたらして楽しみましょう。

         

        ※絵の具を混ぜる場合は、均一な色になるまでよ〜くこねましょう。

        色味を見ながら絵の具を少しづつ足してお好みの色に。

        こねているうちに乾いて固くなってきたら、少しだけ水を足しながらこねると楽です。

        なるべくヒビが表面に見えないように、丸めてから詰めるのがおすすめです。

        型に詰めた際、表面は平らにならすと、置いたとき下になるほうなので安定します。

         

        材料はすべて100均でそろえました♪

         

        工夫次第で色んなアレンジが出来そうな石粉ねんど。

        子供のころの粘土遊びをを思い出しながら、こねこね・・・なんだか懐かしくなりました。

         

        花粉の時期が近いので、ブレンドオイルと共に、今年は友チョコならぬ友アロマをプレゼントしちゃおっかなプレゼント

        花粉対策に・・クリアブレンド


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          甘い香りの精油その1 〜バニラ〜

           

          アロマオイル・精油Perfumerhouseです。


          冬になると、乳脂肪分が高かったりチョコレートなどのこってりとしたアイスが増えますね。
          アイスクリーム屋さんの戦略もあるかもしれませんが、
          この時期は暖かい部屋で食べる濃厚で甘いアイスはとてもおいしく感じます。
           
          アイスの一番人気はバニラですが、
          甘さをつける香りの素材はバニラ以外にもたくさん存在しています。
           
          それらを少し紹介したいと思いますが、今回はバニラを紹介します。


          <バニラ>
          バニラビーンズ
           
          バニラといえば、アイスやケーキなどの香りづけとして有名ですが、
          そのほかにも様々な食べ物の隠し味や香水などにも使われています。
          バニリンが主成分で、それだけでもバニラっぽい香りを連想することができます。

          現在バニラの価格が10倍以上に高騰しており、今後も当分は高値安定のようです。
          価格が高いので、合成の香りも多く研究されています。
          簡単に天然と合成を見分けるすべを紹介します。

          例えば、バニラエッセンスの裏を見て、

          ”バニラ香料”
           天然のバニラ由来です。
           ただ、天然の中でも香りの差がかなり大きいので、
           本当に良いものかどうかは口にしてみないと判別は難しいです。

          ”香料”
           合成香料の可能性が高いですが、必ずしも合成というわけではありません。
           一般的には、合成のバニリンが多く使われます。


          市販のアイスなどでも、同様で”バニラ香料”か”香料”という記載で、判別することができます。
          ハーゲンダッツは”バニラ香料”を使っていますが、安価なアイスは”香料”が多いと思います。


          ところで、”バニラビーンズ”入りも、注意が必要です。
          バニラの香りはさやの部分に含まれており、ビーンズの部分はほとんど香りはありません。
          香りを抽出したあとに、ビーンズを集めたものが流通しています。



          ところで、バニラってこんな植物です。
          バニラつる
          細く、いんげんのようにたわわになっているのがバニラのさやです。
          ここまで作るのもノウハウがかなり詰まっていますが、
          収穫後、キュアリングと呼ばれる乾燥と熟成の工程で、バニリンが生成します。

          キュアリングは、非常に手間暇がかかる作業です。

          質の良いバニラは、色が黒く、長さも二十数センチあります。
          また、バニリンの白い結晶が噴出しています。
          しかし、早く収穫してお金にしたいというところもあり、
          手を抜いてしまうとサイズが小さかったり、色が赤かったりします。


          バニラ価格の高騰でよいバニラの流通量もどんどん減っており、
          特に、ケーキ屋さんなどは頭が痛いと思います。
          おそらく今後は、しっかりとしたケーキ屋さんでは、
          バニラの香りづけをした商品が明らかに減っていくと思いますが、
          ない場合は他のフレーバーを買ってあげてくださいね。

          次回は、バニラ以外の甘い香りの素材を紹介します。


          当店のバニラはマダガスカル産のブラックビーンズから抽出しています。
          バニラ
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