精油・アロマPerfumerhouseの調香師のコラムです。
香りに関する情報、お得なセール情報などを発信します!
大分香りの博物館に行ってきました

精油・アロマPerfumerhouseです。

 

インフルエンザ、花粉症と精油が活躍する時期になりましたね。

そんな中、先日九州の別府にある、大分香りの博物館に行ってきました。

 

大分香りの博物館 http://oita-kaori.jp/

別府温泉にあり、温泉とセットで楽しむことができます。

 

 

香りの歴史、香水瓶、オルガン(調合台)、などを学べ、見ることができます。

 

 

こちら、レトロな調合台です。

今どきの香料会社は会社にもよりますが、

もっとスタイリッシュな調合台で、瓶もプラスチックのキャップ、秤も精密な電子天秤ですが、

昔は木製、瓶のふたも摺りガラス、秤は上皿天秤、でやるしかなかったんですね。

 

処方箋を作るのも今はパソコンですが、昔はもちろん手書き。

でも、おそらく今でも手書きのほうが早いし、メモも出来るので、手書きにこだわっている人もいるようです。

 

 

さて、大分香りの博物館では様々なレアな素材の香りを、実際に楽しむことができます。

少し紹介したいと思います。

 

ムスク。麝香鹿(ジャコウジカ)です。

香りは、オスの下腹部にある器官から発せられ、メスを引き寄せる、フェロモンのような役割を果たしています。

 

今では香料としては、手に入れることができなくなってしまいました。

手に入れることができない香り、は研究が進んでおり、かなりの成分が解明され、合成品で再現されています。

 

 

アンバーグリス。クジラの結石です。

独特な表現できない動物的な香りです。

 

商業捕鯨ができないので、かなりレアになりますが、

時々、海岸などに流れ着きニュースになっています。

 

動物性香料については、以前ブログに書いたことがあるので、興味ある方はどうぞ。

http://blog.perfumerhouse.com/?month=201605

 

こちらは、当店でも扱っています。 →アンバーグリス

 

 

カストリウム。海狸香とも呼ばれる、ビーバーから採れる香りです。

いわゆる動物的な香り。

 

肛門の近くに香りをためるところがあり、黄色いどろっとした液体がためられているそうです。

 

こちらも、当店でも扱っています。 →カストリウム

 

 

左から、貝香、薫陸、零陵香、木香。

お香に使う素材です。

 

貝香は香りそのものというよりも、お香で長持ちさせるなどの効果があります。

薫陸は、フランキンセンスに似た素材です。

零陵香と木香は植物です。

木香はコスタスと呼ばれ、以前は精油もありましたが、現在は絶滅の危機なので、入手ができないです。

 

 

その他、下記の現物と香りを楽しむことができます。

沈香(アガーウッド)、オークモス、パチュリ、安息香(ベンゾイン)、丁子(クローブ)、

桂皮(シナモンバーク)、乳香(フランキンセンス)、没薬(ミル、ミルラ)、

白檀(サンダルウッド)、龍脳、ウコン、菖蒲根、甘松、蘇合香(スチラックス)など

 

カナがあるものは、大体天然精油が採られているものです。

 

龍脳は主成分がボルネオール、漢方などに使われ、カンフルに似た香りです。

蘇合香は樹脂から採れるのですが、青臭い、グリーンな香りです。

 

 

 

最後に、別府で有名な鉄輪(かんなわ)蒸し湯です。

 

 

右側の写真は石菖という、薬草です。

こちらを左の蒸し風呂に敷き詰めてあります。

 

入口はかなり低いのですが、中も高さが1mもありません。

中腰で中に入り、石菖の上に寝転びます。

 

10分ぐらい蒸され汗だくになったあたりで、終了の声がかかります。

あまりやりすぎはよくないとのこと。

 

石菖は清流に生える、いわゆる雑草なのですが、香りが強いです。

干し草のような香りでしょうか。

この香りが代謝を上げるのに一役買っていると思います。

 

昔から日本でもアロマが行われていたんですね。



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    アロマのマーケティング

    精油・アロマPerfumerhouseです。


    携帯を見ていたら、ニールズヤードさんがAD広告を出していました。

    (AD広告:携帯でアプリなどを見ているときに、流される動画)

    イギリスに行った時、ニールズヤードさんは店舗数も多く、
    路面店やエキナカなどかなり展開されていました。

    ドラッグストアやスーパーなどでも、アロマを使った化粧品などが置いてあり、
    イギリスでは一般の方に幅広く使われているようでした。
    現地の人にとっては、オーガニックコスメ、というイメージでしょうか。

    ちなみに、本店のあるロンドンのコヴェントガーデンは、
    日本でいうと若者が集まる渋谷のような場所です。


    一方、日本でのニールズヤードさんというと、
    オーガニックコスメというイメージよりも、
    いわゆるアロマテラピーの、生活の木さんのジャンルに近い気がしてます。
     

    お客様の数でいうと、
    オーガニックコスメ >> アロマ

    日本で苦戦している一つの原因は、入り口を間違えて、
    アロマよりにしすぎてしまったのかな?と、考察しました。

    その生活の木さんも、
    最近はアロマよりもオーガニックコスメに力を入れており、
    お客様の絶対数もですが、利益が取れるコスメのほうにシフトしている、
    と勝手に考えてます。

    日本で成功してるのは、ロクシタンさんでしょうかね。
    香り主体ですが、あまりアロマを前面に出さなかったのが、良い気がしてます。


    そもそも、精油は店舗で売ると
    ・商品の香りが劣化する(室温や光で劣化)
    ・サンプルの香りも劣化し、商品と違うものになる
    ・サンプルが高い
    ・回転が悪い
    ・原価率が化粧品よりもはるかに高く、メーカーが利益が取れない
    ・廃棄するには原価が高すぎる

    など、売る側にとっても、お客様にとっても、あまりいいことはないです。
    チェーン展開をすればするほど、この傾向は顕著になると思われます。
    廃棄が出たらその分が次の売価に反映される、という悪循環。


    これがわかっているので、当店ではネットでしか販売してません。
    ネット販売の欠点は、サンプルを試してもらえないことですが、
    当店は開店から20年経ちますが、
    15年以上使っていただいているリピーター様も多く、
    安心して使っていただけると自負してます。



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      イギリス旅行期 〜ライラックとスズランの香り〜

      精油・アロマPerfumerhouseです。

       

       

      GWにロンドンへ行ってきました。

      ほぼ観光目的ですが、香りに関するところも行ってきました。

       

      ロンドン橋

       

       

      ヨーロッパに行くといつも思うのは、ディスプレーが本当に凝っている店が多いこと。

      こちらは、コッツウォルズのお菓子屋さん。

       

       

       

      また、イギリスと言えばイングリッシュガーデン。

      ガーデニングに凝った家が本当に多いです。

      ちょうど、藤が咲き誇ってました。

       

       

       

      さて、イギリスで一番有名な植物園のキューガーデン。

       

      ROYAL BOTANIC GARDEN,KEW(キュー王立植物園)

      https://www.kew.org/

       

       

      こちら、1848年に作られた、パームガーデンという有名な温室です。

      目の前のバラが咲くのは一か月後の6月。

      生を見ることは出来ませんでした。

       

       

      キューガーデンの中は広大ですが、とても管理が行き届いています。

      本当に、雑草のようなものがほとんどないことにびっくりします。

       

       

       

      バラは咲いてなかったですが、

      この時期に咲き誇っていたのが香りの女王、

      ライラック!

       

      残念ながら、ライラックの精油はありません。

      これだけ、花が多いと取れそうなものですが、香りが変わりやすいため取れないそうです。

       

       

       

      そして、ローズ、ジャスミンと並ぶ3大フローラルのスズラン、リリーオブザバレー。

      とても可憐な花で、ライラックと比べると繊細な花ですが、力強い香り。

      残念ながらスズランも精油は取れないので、生花で楽しむしかありません。

       

       

       

      花には香りはないですが、イリス(オリス)。

      根っこを熟成すると、香料となります。

       

       

       

      バレリアン(吉草)の花です。

      精油は根っこからバレリアンルートが取れます。

      花からもあの、特有の吉相酸の香りがします。

       

       

       

      最後に、香りはなかったですが、名前がわからない白い花が森の中に咲いていました。

      間に道があったので、そこに立って埋もれるように撮ってみました。

      とても、幻想的な場所でした。

       

       

       

       


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        アロマで髪をツヤツヤに

        精油・アロマPerfumerhouseです。

         

         

        少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

        諸般の事情により、今年はセールをすることができませんでした。

        楽しみにしていた皆様、大変申し訳ございませんでした。

         

         

        さて、この寒い時期は暖房で髪がパサパサになりがち。

        ただでさえ乾燥している時期プラス暖房の温風などで、髪の水分がどんどん持っていかれます。

         

        そこで、冬でもキューティクルを守り、ツヤツヤの髪を保つトリートメントを紹介します。

         

         

        <キャリアオイル選び>

         オススメは、下記3種類です。

         

         カメリアオイル(椿油)・・・ 頭皮の匂い、べたつき、フケ、痒みを防ぎ、頭皮の環境を整えます

         アルガンオイル    ・・・ 全般に使え、保湿、頭皮の環境を整えます

         ホホバオイル     ・・・ サラッとした感触で、髪に良くなじみ、頭皮環境を整えます

         

         ホホバオイルは、精製(クリア)でも未精製(バージン)でもどちらでも大丈夫ですが、

         精製の方がサラッとしてます。

         

         

        <精油選び>

         いろいろと言われていますが、下記がオススメです。

         

         ローズマリー     ・・・ 頭皮環境を整える、髪の成長促進、フケの抑制 

         シダーウッド     ・・・ 皮脂の分泌を抑える

         カモミルローマン   ・・・ 保湿

         

         

        <準備>

         ・100円ショップなどで売っているケチャップなどを入れる容器を使うと便利

         ・お好きなキャリアオイルと精油(混ぜてもOK)

         

          キャリアオイル  20mL

          精油       合計5滴 (入れすぎに注意)

          

          ※ご自分の髪の量に合わせて、量は調整しましょう。

          ※保存は常温で2か月まで

         

         

        <使い方>

          ‘皮と髪にオイルを塗布

            なるべく、少なめに。

            手で毛先までまんべんなくなじませます。

         

          ⊆蠅罵イ靴もみこむ

            強くやりすぎると、逆に痛めてしまいますので、ご注意を

         

          15分以上待つ

            数時間置いても可

         

          で案りにシャンプー

            油分が落ちにくい場合は、先にコンディショナーをすると落ちやすくなります。

         

         

        油分が接着剤の役割を果たして、キューティクルのめくれを防いで、

        乾燥によるツヤの低下とパサつきを抑えてくれると思います。

         

        パサつきがひどい場合は、3日間ぐらい続けて行うと、髪の内部からつやが出てくるようになります。

         

         

        悩みがある方は、是非試してみてください♪

         

         


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           >  秋の香り
          秋の香り

          精油・アロマPerfumerhouseです。


          毎朝寒くなってきました。
          関東ではちょうど紅葉が始まったので、前回に引き続き行ってきました。


          昭和記念公園

          銀杏並木や日本庭園が楽しめますが、一周するのに2時間ぐらい歩く、とにかく広い公園です。
          広い割にとても管理が行き届いています。さすが国営です。

          11月10日の段階では、まだ本格的な紅葉には1週間程度早い印象でしたが、

          こんな景色や


          こんな景色


          こんな景色を楽しむことができます。



          銀杏並木、とても綺麗ですね。
          しかし、皆様ご存知の通り、綺麗だから上を向いて歩いていると、
          罠が仕掛けられています。



          ご存知銀杏。

          銀杏並木が200m程度続いているのですが、10回以上踏んでしまったでしょうか。
          見た目は良いですが、香りがあの独特の銀杏の香り。

          銀杏の香りって発酵したような、不快なにおいがします。

          あの香りの主要成分は、
          ブチリックアシッドやヘプテノイックアシッドと呼ばれる酸です。

          ブチリックアシッドは酪酸とも呼ばれます。
          この”酪”という字は、酪農から来ていると思われますが、
          牛乳や肉などにも入っている成分です。

          濃度が低いとコクになりますが、強すぎるとこういう香りになってしまいます。
          もっとも、銀杏の場合は皮にこの成分が多く含まれているため、
          中身を食べるときは大丈夫ですね。


          昭和記念公園には、ミニハーブ園もあります。
          ここが、ミニの割には管理状況がしっかりと行き届いていたので、
          秋のこの時期でも香りを楽しむことができました。
          (管理のボランティアの皆様、ありがとうございます。)



          マートルの木です。
          葉を触ると、わずかに精油の香りがします。



          上ジンジャー、下はカルダモン。
          いずれもショウガ科の植物ですが、精油は根から採るため、
          こちらは見るだけになります。


          フルーツセージ
          フルーツセージと呼ばれるセージの一種です。
          残念ながら精油は取られていませんが、
          柑橘を思わせる、フルーティーな香りを持っています。



          こちらは、パイナップルセージ。
          本当にパイナップルのような香りがしますが、こちらも残念ながら精油はありません。




          レモンバーム、メリッサです。
          レモングラスに似た香りをもっています。

          しかし、レモングラスよりも上品で、レモンティーのような香りがします。
          残念ながら季節が違うため最高の香りではなかったです。
          春から夏にかけての香りを一度試していただきたいです。
          精油は良い季節に採油しているため、それに近い香りがあります。


          その他、ミント系、ゼラニウム系は沢山あり、楽しめます。
          また、花は咲いていなかったですが、ヘリオトロープやハニーサックルなどもありました。
          いずれも、昔は精油が採られていましたが、今は存在していないようです。
          ヘリオトロープの香りも記憶に残る素晴らしい香りなので、
          花が咲く時期にまた行きたいと思います。

          実はこの後、比較的近くにある、東京都薬用植物園にも行ったのですが、
          こちらは季節があっていなかったので、
          また季節を変えて報告できたらと思います。

           

          ハーブ園に行くときには、タイムに注意してください。
          香りが強く手に残るため、試すのであれば利き手ではない方で。

           


           

           


           

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            植物園で香りを楽しむ

            精油・アロマPerfumerhouseです。

            ようやく暑い夏も過ぎましたね。

            少し涼しくなってきたので、植物園に行ってきました。


            板橋区立熱帯環境植物館
            https://www.seibu-la.co.jp/nettaikan/

            植物園って維持が大変だと思いますが、公営だと管理がしっかりしています。
            入館料も260円で、ミニ水族館もあり、結構楽しめました。

            香りが強い植物はタイミングや日本の気候に合わないものも多く、
            温室だと、様々なものを楽しむことができます。


            バニラ
            入ってすぐにある、バニラ。
            時期が合えば、開花やバニラのさやがたわわになっているのが楽しめるようです。

            実際のバニラは、さやをキュアリングという工程を経て、あの甘い香りになるため、
            木になっているバニラは残念ながら、あの甘い香りを楽しむことはできません。


            サンダルウッド
            ビャクダン=サンダルウッド。
            といっても、苗木です。
            いつの日か、あの高貴で深い香りを楽しめるかもしれません。
            30年ぐらい待ちましょう。


            シナモン
            シナモンです。
            種類が多いので、精油が採油されている種類かはわかりません。


            ゲットウ
            月桃。
            温室で季節に開花するかはわかりませんが、
            つぼみが桃のような形をしていることから、月桃と名前が付けられました。


            コブミカン
            コブミカン。
            当店でも少し前まで、カフィアライムという名前で、販売していました。
            東南アジアなどで、スパイスとして使われています。
            香りは、柑橘+シトロネラというイメージです。


            シルクジャスミン
            ジャスミンの一種で、シルクジャスミンという花です。
            香りはしっかりと、ジャスミン系の濃厚な香りでした。


            イランイラン
            イランイランです。
            残念ながら、枯れかけていたので、香りは弱かったですが、
            もともと香りが強い花なので、香りを少しだけ楽しむことができました。



            そのほか、プルメリア、ビンロウジュ、クローブ、ウコン、コショウなども
            楽しむことが出来ます。


            ハナキリン
            香りは無かったですが、ハナキリンという花びらが2つしかついていない、
            珍しい小さな花です。


            この後、近くにある赤塚植物園というところにも行きました。
            http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/065/065807.html


            彼岸花
            こちらは、普通の屋外で通常の植物園です。
            珍しい白い曼珠沙華を見つけました。

            今年は虫が少なかったとはいえ、屋外では蚊に刺されてしまいました。

            屋外の場合は、虫対策はばっちりとしていってください!

             


             

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              ラベンダーの季節

              精油・アロマPerfumerhouseです。

               



              梅雨も明け、いよいよ夏の到来です。
              アロマの世界で夏といえば・・・


              〇ひんやり系の精油
               ミント系(ペパーミント、スペアミント、アルベンシスミントなど)
               ユーカリなど

              〇虫よけ対策に使う精油
               シトロネラ、ユーカリレモン、クローブ、ティーツリーなど
               →より詳しくはこちら

              〇抗菌・消臭系の精油
               ヒノキ、シトラス系、ユーカリなど



              などが、定番ですが、

              7月~8月に咲く、最も人気の高い精油、
              ラベンダー!!
              ラベンダー
              ※写真は昨年の北海道です


              なぜ、ラベンダーが世界的に最も人気が高いのでしょうか?

              少し考察すると、
              ・香りに好き嫌いが少ない
              ・写真が綺麗で雰囲気が良い
              ・虫よけや安眠など、用途が広い

              など、いいことづくめですが、一番の理由は下記に尽きる気がします。

              花の精油なのに価格が安い・・・。



              値段の問題?と考える方も多いかもしれませんが、
              ローズがラベンダーと同じ値段だったら、ローズを買う人が多い気もします・・・。

              他の花の精油も軒並み高い中、ラベンダーはコスト面でも優等生です。


              生産者側からも優等生で、
              大量に作りやすく、栽培にも収穫にも手がかからず、といいことづくめ。
              他の花は手で一つ一つ摘むため、非常に手がかかりますが、
              ラベンダーは花穂をそのまま抽出しています。




              植物の特性上、生産できる場所もローズほど限られていないため、
              育てやすいのも特徴です。


              育てやすいといっても、やはり産地ごとに良し悪しや、好き嫌いは出るもので。
              フランス、ブルガリア、オーストラリア、ハンガリー、日本、イギリス、ロシア等。

              酢酸リナリル(リナリルアセテート)という成分の含有量のの高さが、
              ラベンダーの香りの一つの指標になりますが、
              寒すぎる地域だと、量が少なく、
              高度が低い地域だと、蒸留時に酢酸リナリルの量が少なくなる傾向があります。

              その中でも、フランスプロヴァンス地方のラベンダーが不動の一番人気であるのは、
              気候と、蒸留の条件がマッチしていることが影響しているようです。


              フランスプロヴァンス産ラベンダー

               


               

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                香りイベント&プロの香りのリセット方法

                アロマオイル・精油Perfumerhouseです。


                現在、開催されている香りイベント2つに行ってきました。

                一部を調香師の視点から紹介したいと思います。

                ※合成香料で再現したものが多かったので、理解した上で行ってください。

                リンクがあるところは、当店で販売している天然の精油です。
                本物の香りを試してみたい方は是非。
                 


                 

                (1)におい展

                池袋パルコ 2018年2月25日まで

                http://nioiten.jp/

                 

                写真OKでした。

                生活の中の臭い香り、レアな香料の香りなどを嗅ぐことができます。

                香りに興味のない人に、興味を持ってもらうようなイベントです。
                カップルや友人同士で楽しむようなイベントです。

                 

                 

                <足の香り>
                足の香り
                ディスプレイが凝ってます。

                足の香りは、吉草酸系の化合物です。
                アロマだと、安眠の香りと言われているバレリアンルート
                食べ物だと、納豆の香りに含まれている成分です。

                足の香りで安眠・・・・使い方次第です。

                ※下の展示会でバレリアンのマスキング方法が紹介されていました。


                <くさや、臭豆腐、シュールストレミング>
                くさやの香り臭豆腐の香りシュールストレミングの香り

                よく、テレビの罰ゲームでも出てくる食べ物。
                特に、シュールストレミングは、最も危険な食べ物として有名です。

                臭いのでブースの中でさらに箱に入っていますが、
                それでも、パルコの展示会の外にも臭いが漏れていました。
                後で、臭いが残らないとよいのですが・・・。

                発酵食品はその過程で多くの香りの成分が作られます。
                それがおいしさにつながっているのですが、日本人には強すぎると感じるかもしれませんが、
                食べ物の中にこういった強烈な成分が微量存在していると、おいしさにつながります。


                <動物性香料>
                動物性香料
                左から、ムスク、アンバーグリスカストリウムシベット

                 

                動物系香料については、過去にブログに書きましたので、参考にしてください。


                ムスク、カストリウム、シベットは濃厚だと糞のような香りですが、
                かなり薄めることで、官能的な香りを出すことができます。

                ムスクは現在ワシントン条約で輸入が出来ないため、本物はほぼ手に入りませんが、
                薬の「宇津救命丸」に”麝香”として入っています。
                在庫を大切に使っているようですが、いずれは飲めなくなる日も来るかもしれません。

                いずれも、非常に高価で手に入らなくなっているため、
                合成香料で香りを再現する研究が、ここ100年でかなり進みました。


                <香りのリセット>

                香りのリセット方法として、コーヒーが紹介されていました。
                でも、実際に調香師でコーヒーを使っている人はあまりいないかもしれません。

                一番多く聞くのが、
                自らの洋服(正確には作業着)の香りをかぐことです。

                二の腕当たりの香りを嗅いでいる姿を目撃します。
                コーヒー豆を常に準備するのが面倒なだけかもしれませんが・・・。


                <その他>
                フェロモン、加齢臭、花の香り、精油の香りなどを楽しむことができます。

                 

                 



                (2)匂わずにはいられない! 〜奥深き嗅覚の世界〜

                日本科学未来館 2018年5月21日まで

                http://www.miraikan.jst.go.jp/info/1712061622260.html

                科学未来館のコーナーの一つなので、展示自体はかなり小さいです。

                こちらは東大の先生が企画しているので、もう少し学術的な内容です。
                 
                <イソ吉相酸>
                におい展にもあった、靴下などの足の香りです。
                このにおいを嗅ぐと、ストレスを感じる、というデータが示されています。
                つまり、バレリアンで安眠というのと矛盾したデータですが、
                こちらは唾液の成分を分析しているので、信頼性は高いと思います。
                 
                しかし、イソ吉草酸ににバニリンを加えると・・・
                チョコレートのような香りになります。
                ※バニリンはバニラの主成分です。

                一度、バレリアンとバニラを組み合わせてみてはいかがでしょうか。
                 

                 

                <コーラ>

                レモン+ライム+シナモン でコーラの香りを再現しています。

                実際のコーラはもっと複雑ですが、この3つだけでもなんちゃってコーラになります。
                 

                 

                当店でもコーラの精油ブレンドを扱っていますので、興味のある方は是非。
                 

                 

                <アロマホイール>

                ワイン、日本酒、醤油のアロマホイールが展示されています。

                香りの表現方法の勉強に参考にしてみてはいかがでしょうか。

                ※アロマホイールの画像は、検索で探すことができます。
                 

                 

                <その他>

                赤ちゃん、古書、土の香り等

                ちゃっかり、香りの嗅ぎ比べをさせられて、データ収集されました・・・。

                 



                香りというものに、一般の皆さんが興味をもって、香り産業がもっと発展するとよいですね。

                 

                今回展示であった、下記動物精油を期間限定で割引しますので、

                興味のある方は是非試してください!
                 

                 

                アンバーグリス シベット カストリウム

                   アンバーグリス          シベット           カストリウム

                 



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                  続 フルーツの香り
                  アロマオイル・精油Perfumerhouseです。


                  前回、果物の香りについて書きました。
                  早くも、ぶどうの時期も終わり、苺がぽつぽつと出回り始めました。

                  イチゴ

                  苺と言えば、かき氷の苺を思い出す方もいらっしゃるかと思います。

                  あのかき氷のシロップ。
                  人気があるのは、苺とメロンでしょうか。

                  実は、あのかき氷のシロップ。
                  違うのは、色と香りで、味(甘さ)は同じです。

                  人間は色と香りで全然違うように感じます。


                  さて、その苺のシロップ。
                  その香りも、果物の苺とは全く違います。

                  主成分は、Aldehyde C-16という名前の香料。
                  この成分は、天然の苺には存在していない、完全に人間が作り出した香りです。
                  さらに言えば、天然にはこの成分は存在していません。
                  (もちろん、安全だから使われています)

                  シロップ以外に、イメージで作った果物の香りとして
                  ・ブルーベリーのガム
                  ・アセロラのジュース
                  ・アロエの果肉(ヨーグルトなど)

                  他にも、ザクロ、かりんなど、本物があまり知られていない香りの場合は、
                  作られた香りを作られていることが多いです。
                   

                  さて、苺の香りに戻ると、
                  切る前と切った後で香りが変わります。

                  一般的には、パックに入っている状態だと、甘い香りですが、
                  カットするとみずみずしい香りになります。
                  (試してみてください)

                  カットすると、酵素が働き、グリーンな香りが作られ、
                  それがみずみずしさにつながります。

                  不思議ですね。

                  苺をつぶして食べるのと、そのまま食べるので香りが変わるので、
                  お好みの状態で食べてください!!



                  これをアロマに応用すると、

                  ブレンドなどで、花の精油にわずかだけグリーンの香りを
                  加えると、みずみずしくなります。

                  アロマでグリーンとしては、ガルバナムやハーブ系が適しています。
                  入れすぎると、香りが壊れるので注意してくださいね。
                  使う量は全体の0.1%以下です。




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                    フルーツの香り
                    アロマオイル・精油Perfumerhouseです。


                    果物がおいしい季節になってきました。
                     
                    かんきつ類の精油はたくさんあります。
                    それ以外の果物の精油がないことに不思議に思ったことはないでしょうか。

                    かんきつ類と言えば、
                    レモン、オレンジ、グレープフルーツ、マンダリン、タンジェリン、
                    ベルガモット、ナツミカン、はっさく、ゆず、・・・等。


                    かんきつ類の精油は皮から取ります。

                    皮をぎゅっと折ると、液体がプツプツと染み出してきた経験はないでしょうか。
                    あれが、精油です。

                    では、果肉に精油は含まれていないか、というとそんなことはありません。

                    精油とは、香りがする揮発性の油であり、香りがする以上果肉にも含まれています。
                    ただ、果皮と比べると精油が水に溶けた状態で存在しているため、量は少ないです。
                     

                    さて、かんきつ類以外の果物ではどうかというと、

                    香りがする以上、精油は含まれています。

                    ですが、かんきつ類のような皮がなく、
                    水に溶けた状態なので、かなり少ない量です。

                    そのため、残念ながら工業的に生産はされていません。

                    つまり、市販のジュースやアイスなどは、
                    ほとんどすべてが人工的に作られた香り、と考えてよいです。
                    (果物の香水はかんきつ以外は、ほぼ100%が人工的に作られた香りです)
                     


                    ここから、化学の話になります。

                    果物の特徴的な香りの成分は、エステル類です。

                    エステル類と聞いて、ピンとくる方もいるかと思いますが、
                    ラベンダーの主成分が、酢酸リナリルというエステル類です。

                    エステルは、
                    アルコールと酸が結合した化合物です。

                    ラベンダーの場合は、下記となります。
                    リナロール+酢酸 → 酢酸リナリル

                    リナロールはかなりフローラルな特徴を持った香りですが、
                    (リナロールはローズウッドの主成分なので、それを連想してください)
                    酢酸リナリルはフローラルの中に、やや酸味を持った香りです。

                    また、エステルになると、香りが軽くなるのも特徴です。

                    アルコールも酸も極性を持っているため、
                    水やほかの化合物と弱い結合をした状態で存在しています。
                    そのため、揮発しにくい状態にあるのですが、
                    エステルになることにより、極性が低くなり揮発しやすくなります。


                    さて、果物に話を戻すと、
                    果物のエステルの組み合わせの基本は、

                    低級アルコール+酸  です。

                    低級アルコール :メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、・・・
                    酸       :ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリアン酸、ヘキサン酸、・・・
                    (右に行くほど、炭素数が大きくなります)

                    エタノール+酢酸    → 酢酸エチル
                    ヘキサノール+酢酸   → 酢酸ヘキシル
                    エタノール+ヘキサン酸 → ヘキサン酸エチル
                    ・・・・

                     

                    酢酸エチルは、接着剤にも使われています。

                    エステルの揮発性の高さ、果物に入っている安全性がその理由だと思います。

                    (接着剤を溶かす力も高い)


                    ヘキサがつくと、炭素数が6の化合物です。
                    炭素数6はグリーンで青臭い、葉っぱの様な香りを持っています。
                    エステルのように組み合わさると、両方の特徴を少しづつ併せ持つため、
                    ヘキサがつく化合物は、全般的にグリーンノートを形成します。


                    また、アルコールや酸の部分には、単純な化合物だけでなく、
                    少し複雑な化合物も入ってきます。

                    これらの成分や組み合わせ、比率が
                    果物の種類、品種、季節などによって変わることにより、
                    フルーツの香りの違いにつながっています。



                    これから、果物が最もおいしい時期です。

                    食べるときにあまりエステルが・・・なんて考えると、
                    おいしくなくなってしまうかもしれませんが、
                    少しでも思い出してもらえたら幸いです。



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