精油・アロマPerfumerhouseの調香師のコラムです。
香りに関する情報、お得なセール情報などを発信します!
フランスの精油メーカーを視察してきました
   

 

 
9月末に事務所内改装のためお休みをいただいておりましたが、
その間にフランスのボルドー近郊にある、仕入れ先の1社を視察してきました。
国際有機認証機関であるエコサートの認証もある工場です。

当日は工場や研究所を一通りチェックし、精油についてディスカッションを行いました。
(機密情報管理が厳しく、内部の写真はNGです)

アロマオイル仕入先

ボルドーといえば、ワインが有名ですが、
実はそれ以上にフランス南西部ではパイン(松)の林だらけです。

パインは家具作りなどに使われていましたが、
枝の部分の有効活用のため、精油の抽出を始めたそうです。

パインの森
画像は一部ですが、道中何十キロもパインの林が続きます。

パインの枝葉は抽出工場に運ばれます。
ベルトコンベアで自動的に抽出器に入れられ、水蒸気蒸留されます。

原料投入から精油が得られるまで、ほぼすべてオートメーション化されています。
人の長年の経験を生かして、抽出の条件が設定され、
管理室のパソコンで抽出器の状態が常に監視され、24時間体制で行われます。

抽出後のかすも自動的搬送され、発電に再利用されます。
工場で使う電力の80%は、パインの抽出かすで賄えます。
最後に残った灰も、農業などで利用されているため、非常にエコな工場です。

その他当店で販売している、アブソリュートや樹脂の精油もここで抽出しています。
 アブソリュート:ローズ、ジャスミン、ジャスミンサンバック、オスマンタスなど
 樹脂:フランキンセンス、ベンゾイン、ミルなど
アブソリュートは現地で花からコンクリートという形に抽出され、
フランスでアブソリュートに加工されています。
 
抽出したての精油やアブソリュートのフレッシュな香りは、現場での貴重な体験となりました。


その後、精油についての情報交換を行いました。
香りのよい精油をいくつか紹介していただきましたので、
これから輸入して、販売する予定です。
(手続き等もあるため、1か月+α程度でしょうか)
※追記しました。
なお、現在販売しているパインは他の仕入れ先のものです。
今回視察して問題ないことが確認できたため、今後仕入れ先を切り替える予定です。
どちらも素晴らしい品質です。

今回訪問した施設の中にはオーク(樫)の木が生えていて、オークモスも取れます。
残念ながらちょうど取ってしまった後のようで、少しだけしか写真にとることができませんでした。
真ん中の太い枝についている緑っぽいのが、重要な香りの素材であるオークモス。
 

オークモス

 

この精油メーカーはプロバンス、マダガスカル、ブルガリア、モロッコなどにも現地工場を保有しており、
素晴らしい本物の精油を作ってくださる、貴重なパートナーのひとつです。
精油はその性質上現地で抽出しないといけないものが多く、
いかに、良い品質のものを安定に作れる工場をもっているかが重要です。

特に、海外の場合は人のレベルの維持や管理が難しく、合成品を混ぜられたり、類似の植物を混ぜられたり・・・。
そういったことがないように、しっかりと管理できる会社から輸入することが重要と考えています。


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