梅雨も明け、いよいよ夏の到来です。
アロマの世界で夏といえば・・・
〇ひんやり系の精油
ミント系(ペパーミント、スペアミント、アルベンシスミントなど)
ユーカリなど
〇虫よけ対策に使う精油
シトロネラ、ユーカリレモン、クローブ、ティーツリーなど
→より詳しくはこちら
〇抗菌・消臭系の精油
ヒノキ、シトラス系、ユーカリなど
などが、定番ですが、
7月~8月に咲く、最も人気の高い精油、
ラベンダー!!
※写真は昨年の北海道です
なぜ、ラベンダーが世界的に最も人気が高いのでしょうか?
少し考察すると、
・香りに好き嫌いが少ない
・写真が綺麗で雰囲気が良い
・虫よけや安眠など、用途が広い
など、いいことづくめですが、一番の理由は下記に尽きる気がします。
花の精油なのに価格が安い・・・。
値段の問題?と考える方も多いかもしれませんが、
ローズがラベンダーと同じ値段だったら、ローズを買う人が多い気もします・・・。
他の花の精油も軒並み高い中、ラベンダーはコスト面でも優等生です。
生産者側からも優等生で、
大量に作りやすく、栽培にも収穫にも手がかからず、といいことづくめ。
他の花は手で一つ一つ摘むため、非常に手がかかりますが、
ラベンダーは花穂をそのまま抽出しています。
植物の特性上、生産できる場所もローズほど限られていないため、
育てやすいのも特徴です。
育てやすいといっても、やはり産地ごとに良し悪しや、好き嫌いは出るもので。
フランス、ブルガリア、オーストラリア、ハンガリー、日本、イギリス、ロシア等。
酢酸リナリル(リナリルアセテート)という成分の含有量のの高さが、
ラベンダーの香りの一つの指標になりますが、
寒すぎる地域だと、量が少なく、
高度が低い地域だと、蒸留時に酢酸リナリルの量が少なくなる傾向があります。
その中でも、フランスプロヴァンス地方のラベンダーが不動の一番人気であるのは、
気候と、蒸留の条件がマッチしていることが影響しているようです。
フランスプロヴァンス産ラベンダー
にほんブログ村